斉唱・唱和は時代にふさわしくない

 

 市役所の南棟が完成し市民の生活を守り地方自治の拠点としての機能が期符されています。

 

 さて先日の竣工式ですが、どうしても十年一日の 「君が代』斉唱、「市民憲章」唱和、「市歌」斉唱 という三点セットにはなじめません。

 

 私は「君が代」が主権在民ではないので起立も歌うこともしませんが、私だけではなく「君が代」に 反発する人や、斉唱・唱和の「右向け右」の軍国調スタイルがイヤだと思っている人は過半数を超えているのではないでしょうか。

 

 実際「君が代」を歌っているのは小数ですし、小学校の卒業式ともなると ほとんど立っているだけにすぎません。

 

 私は市民憲章や茨木市歌の文言も市民感情にそぐわない部分があり、市長に市制50周年を機に公募し たらと提言しています。

 

 ただどんなに立派な市民憲章や茨木市歌ができても、強制力が働く斉唱・唱和の軍国調スタイルだけは止めるべきだという考え方は変わりません。民主主義は個性を尊重し違いを認 めることであって強制はなじまないからです。

 

 梅雨空が多くなってきます。どうかご自愛下さい。

 

「お元気ですか」1997年5月