時代は戦前、戦時になっていないか

 

 秋本番の好季節を迎えています。9月議会は本会議、文教人権常任委員会、決算特別委員会とフ回転しました。当然といえば当然の事なのですが・・・。

さて政局は小泉氏から安倍氏へ。時には世襲批判をするマスコミが「三世代の政治家一家」と毛並みの良さや、「首相目前までいった父親の宿願」と浪花節調で煽ったこともあって、支持率7割前後のようです。

 日刊ゲンダイは「安倍内閣支持70%以上という大マスコミのゴマスリ調査に異議あり、結局永遠に騙され続けるこの国の選挙民」と嘆き、「格差問題を解決できないと思う人が63%もいるのに、その内閣を支持する人が70%超というマカフシギ、自民党だから支持するなどと、民主主義先進国の世界に例のない共産主義的な一党独裁を許しているから、この国の庶民生活は改善されず、一部エリート階級の金もうけと豪奢な生活が続いている」と指摘、まさにその通りです。 

 かつて財界と癒着して暴利をむさぼり、自らは安全地帯に身をおいた指導部が、国民の怒りと不満をそらすために、敵を作り、愛国心を煽り、無謀な戦争を始めました。愛国心に共謀罪を持ち出す輩を見ていると時代はかつての戦前、戦時に思えてきます。ただ時局に神経を尖らしながらも秋の風情は楽しみたいと思っています。