弱肉強食、思考停止の国であっても

 

 うだるような暑さが続いています。皆様いかがお過ごしでしょう。

さて政治の役割はだれもが安心して、自分らしく、長生きできる社会をめざすことだと思っています。しかし小泉政治はまったく正反対。所得税、住民税、介護保険料、医療費など負担は増えるばかり。障がい者に一割負担を強いる自立支援法・・・と弱者は蹴られてばかりの5年間でした。

 一方、都市銀行やトヨタなどの大企業はバブル期を上回る大収益で笑いが止まらず、村上ファンド、ホリエモンなど、格差社会がとめどもなく拡大した時代でもありました。また国民を支配従属させるための共謀罪、教育基本法改悪も、臨時国会での成立を目論んでいます。ここまでくれば自公議員と、その支持者で弱肉強食、命令服従、思考喪失の国でも作って、好き放題したらと言いたくなります。

 でも愚痴ってばかりもいられません。滋賀や東大阪で自公候補が負けたのは小泉悪政への批判の現れかも知れません。あきらめは禁物、この暑い季節、社民、共産、市民派の皆さんと共同して臨時国会での対決に備えたいと思っています。

時節柄、皆様のご自愛をお祈りしています。

 

2006年7月 「お元気ですか」 掲載