靖国神社と伊勢神宮に参拝する
二大政党の認識を問う

  新しい年、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今朝の新聞に「中国を侵略した日本の関東軍が操った旧満州国、その成立とほぼ同時にアヘン専売制度が始まり、満州中央銀行がアヘンの生産や販売のために資金を提供していた」との記事が一面を飾っていました。このアヘン生産に使うケシ栽培が茨木の福井地区で盛んだったことは良く知られています。

 一方で仕事始めの4日には小泉首相が閣僚を引き連れ、また民主党の前原代表も伊勢神宮に参拝と伝えられています。伊勢神宮は天皇家の祖先神を祭り、靖国神社と共に侵略戦争の精神的支柱になった歴史があります。

 二つの記事に直接の関連はありませんが、敗戦60周年の昨年から今年にかけて、また今後の日本の行く末を考える時にどのような歴史認識を持つのかが問われるように思えます。

 私の新社会党も今年で10年を迎えます。党がもっとも大切にしてきた平和憲法を生かしていくために、有権者の選択肢になる護憲勢力の結集を目指して、この一年、汗をかきたいと思います。 

 新年が皆さまにとって幸多き年になりますよう心よりお祈りしています。

 

2006年1月 「お元気ですか」 掲載