自公民にだまされたらあかん

 

 昨秋の衆院選、今回の参院選と二大政党化が進んでいます。年金、イラクでの自公政治への批判、「人生いろいろ、会社もいろいろ」と軽薄短小の地金が顕れた小泉首相への失望もあって、民主党が議席を伸ばしました。

 

  しかしこの党は小沢一郎氏など自民党から旧社会党の右派に至るまで、それこそ「本籍いろいろ、考えもいろいろ」の選挙互助会党。襲撃事件を起こした刀剣友の会の最高顧問で核武装論者の西村慎吾議員に限らず、軍需産業のお膳立てに乗ってミサイル防衛構想推進の議員がわんさかの保守政党で、茨木でも民主会派は「福祉を守れ」の請願に反対し、安威川ダムを推進と、実質(自由)民主党になっています。

 

 供託金を3百万にして貧乏人から候補者になる権利を取上げ、一方で大政党は国会議員一人当り4千万円の政党助成金を受取る。今度は社民や共産、無所属を締め出して、その分甘い汁を吸おうと比例区の80議席削減を公約ですから、もう悪党の資格十分です。財界に奉仕する新旧の保守二党に、これを堅い学会票で操る公明党。悪役勢ぞろいなのに、正義の味方は頼りないからと悪党にだまされて地獄行き。真夏の悪夢だったら救われるのですが、これが日本の現実です。 例年になく暑い夏ですが「自公民にだまされたらあかんで」と訴え続けていきます。  

                                      新社会党・市議会議員  山下けいき

 

 「お元気ですか」 197号 −2004年夏-