末期症状の日本政治

 

 橋本連立政権は住専、消費税アッブ、大震災被災者の切り捨てと悪政のしたい放題。社民党やさきがけは限りなく自民に近づき、野党ぶる新進党は自民党と同様、企業利益のために規制緩和を目論見、党内では宗教団体による支配も進んでいます。正に日本の政治は末期症状です。

 

 自民党議員の多数は侵略戦争への反省もないまま 「慰安婦は商行為』という奥野・板垣氏と同様の認識です。あれだけの犠牲をアジア民衆や国民に強いた軍国主義の土壌は何も変わず、国粋主義者が大きな顔をしていることに、怒りを感じるとともに暗澹たる気持ちにもさせられます。

 

 一人一人が主権者であり、その幸福のために政府とか国家を作っているに過ぎません。その政府が悪政のし放題なら取って替えるのが民主主義です。新社会党はそのための政党だと考えています。

 

 暑い日が続きます。くれぐれもご自愛ください。

「お元気ですか」 1996年8月号