護憲の社会党を守り抜く

 

  社会党は臨時党大会で新党移行を決めましたが混迷は深まる一方です。それにしても自社、さきがけの政権だからと論議もなしに、理念や公約を投げ捨てたばかりか、今度は社会党そのものをなくそうとする (村山)久保執行部のお粗末さにはあきれるばかりです。内閣や社会党の支持率が下がるのも当然です。

 

 自民、新進と違う理念があってこそ、第三極の存在意義があるのです。沖縄の少女暴行事件が起ってからも安保最優先の政権や社会党には弱者の味方や社会変革を期待することはできません。

 

  社会党が消滅しても、護憲の党はなくせないと、岡崎ひろみ、小森龍邦、山口哲夫氏ら9名の国会議員が立ち上がり護憲懇談会を結成、全国で組職化が進んでいます。社会党が消滅した時点で「護憲・平和・人権・ 環境・福祉』の党を旗揚げすることになります。 私は民主やリペラルのかけらもない新党には行かず、 庶民の気持ちがわかる護憲懇談会の強化と市民派の結集をめざして活動を続けます。

 

 「お元気ですか」 125号 −1995年11月-