憂鬱な秋、消費税に
野菜・石油の値上げ

 

▼9月に入りさしもの暑さも峠を越え、涼風に揺らぐ安威川のススキに秋の訪れを感じる好季節になりまLた。その一方で梅雨あけ以来の好天続きで雨が降らなかったために、野菜の成長に影響が出て価格の高騰が続いています。イラクのクウェー ト侵略で石油価格が上がり、ガソリンや関連商品の値上げも心配され、消費税に加え、消費者にとっては憂鬱な秋になりそうです。

 

 ◆8月末に 「翔ぶが如く」の舞台になっている鹿児島に帰省しました。この大河ドラマの視聴率は県内では6〜7割らしく県当局も『かごしま』 を売り出すチャンスにと張り切っています。 「翔ぶが如く』活躍するのは大歓迎なのですが飛んで困るのが桜島の降灰。市民にとっ ては憂鬱のタネです。市では各家庭に降灰袋を配る他、交通機関が動き出す前に降灰を吸取る車を出動させているのですが、それでも市内は灰だらけ。灰を乗せて走る車も珍しく ありません。鹿児島市内だけではなく風向きによっては50km離れていても影響が出るからでしょうか、各新聞の天気予報も桜島の風向から始まっています。次ページでその鹿児島でのリゾート開発を取上げてみました。大阪では最高気温30℃以上の夏日も観測史上最長とか。残暑厳しい折りくれぐれもご自愛下さいますように。

 

「お元気ですか」13号 1990年9月