歴史の中に生きていることを
実感した1989年でした

 

 今年もあと3日程、今年はいつになく忘年会も多く、慌ただしさがつのる年の瀬となりました、さて残り少ない1989年は次のような年として私の記憶に残ることになりそうです。

 

 個人的には皆様のご支援をいただき一月の市議選で4回目の当選を果たすことができたこと。ま たこの選挙で社会党が5議席を確保することができました。そ してこの「お元気ですか」、心配しましたが多くの方に読者になってもらえ喜んでいます。

 

 国内では参議院の選挙で社会党か大きく躍進し、世界に例を見ない自民党一党支配が終りを告げつつあること、また戦後の労働運動の中心として活動してきだ総評が終止符を打ち連合に生まれ変わったこと、私が関わってきた国労も清算事業団闘争において地方労働委員会の完壁な勝利命令を相次いで勝ちとることもできました。

 

 世界では中国の天安門事件、東欧で相、次いだ民主化革命、米ソの対立から協調への動きを象徴するマルタ会談など大きな変動が続きました。

 

 この一年の動きは私達が歴史の真っ只中に生き、民衆がその主人公であるということを改めて感じさせてくれた一年でもありました。

 

 さて新年の干支は「午」。「馬に乗るまで牛に乗れ」のことわざもあります。いいものが見つからねばあきらめずに、その次にいいものを選ぶことの大切さを教えています。私も社会党も与えられた条件の中で精一杯頑張る以外にありません。新年もおつきあいの程よろしくお願い致します。

「お元気ですか」5号 1990年1月