「お元気ですか」創刊します

 

 「虚礼廃止はいいけど近所でつきあい悪いと言われるやろな」と、ややとまどいの声を後にして虚礼廃止がスタートしました。実際はすったもんだしても決まった事しか出てきません 。決定した事だけでなく、「どうしてどのように』決まっていくのかという過程も、ありのまま知ってもらい、議会や行政がもっと風通しのいいものになったらと感じてきました。この九月から月一回の通信を始めるのもこんな思いがあったからです。

 

 また本会議でお役所にきつく物申せば、「山下は与党やのに」といった中学生でも首をかしげそうな理屈や陰口が幅をきかせるなど、「議会は行政へのチェック機関」といったあたりまえの事がまだまだ定着しているとはいえません.

 

  市の姿勢も日の丸、君が代やインフルエンザヘの対応など国、府のいいなりになることもみられ、地方自治の精神からは程遠い現状にあり、歯がゆい思いをすることもしばしばです。 そんな現状をささやかながら変えたいという試みでもあります。皆様から本誌に対するご批評を頂ければ幸いです。

 

 「本院は土井たか子君を内閣総理大臣に指名することに決しました」ー8月9月午後2 時2分。国民を締めだし自民、高級官僚、財界の旦那衆が続けた談合政治。その四十年の歴史にフィナーレを告げる参院議長の声でした。歴史の歯車が回ったのです。今度は衆議院にさわやかな風を送りましょう。

 

 残暑厳しい折りから、、皆様くれぐれもご自愛いただきますように.、

 

「お元気ですか」創刊号 1989年9月