選挙と引越しに明け暮れた1987年

  

 昨年を振り返れば、選挙に明け暮れた一年でした。

 ご支援戴いた皆様に改めてお礼を申し上げます。

 暮れになって、核兵器の削減が米ソ両国間で合意され、平和を願う人々に希望を灯してくれました。

 我が家は星見町から新堂に移り、事務所もジャスコ寄りからダイエー寄りに引っ越しバタバタしました。

 議会では定例本会議毎に発言し続ける事によって、インフルエンザや母子家庭へのプライバシーを侵す調査、アスベストなど取り上げ、一定の成果を上げることができました。

 相変わらず円高はますます進み差益をため込む企業がある一方で、輸出関連企業ではますます合理化が進み失業が増えました。中流意識の分解も進行しています。

 昨年十一月に裁判所が「国鉄の新幹線職場で労働条件を明示せず、しかも本人が拒否しているのに国労組合員にだけ業務命令で強制出向を求めた会社の姿勢は不当な人事権乱用だ」として、出向を認めない判決を出しましたが、国鉄問題は山積みしたままです。

 労働組合の職場での人権を守るという基本的役割が問われています。

 

1988.1 社会新報号外 「つれづれ」より