なぜ戦没者追悼の日

   8月15日を「戦没者追悼の日」にしようという動き。守るべきは今の国家という防衛白書。よくもまあ本音を言えるものだ。

 日本軍は中国で、朝鮮で何をやってきた。泣きながら手をあわせ命ごいする人を銃剣で刺し殺す。妊婦の腹を切りさく。略奪、放火、生体解剖、大虐殺…。政治家が今やるべきは歴史的事実を見つめ、国家とて「不戦の誓い」をたて平和への道を進む以外にない。

 戦没者の霊は家族が自らの信仰、宗教によって追悼するもので、国家が国家神道、靖国神社で安易にすることなどもってのほかである。

 いくら美辞麗句で飾っても金権腐敗、田中角栄の自民党にだまされる程、国民は愚かではない。

「ひろば」1981年9月号 No.11より