月曜日の朝、駅頭宣伝が終わるのをまちかねたように、1人の男性が近づいてきて「通り魔殺人事件にからんで、即保安処分が必要だという奥野法務大臣の発言に恐怖を覚える。保安処分の行方がどうなるのか心配だ。」と訴えられた。この保安処分というのは、精神障害者は罪を犯しやすい、だからとじこめておけばいいという発想からでています。 しかし、罪を犯しやすいという科学的根拠はありません。まして病人である精神障害者への治療さえ考えず、犯罪予備軍的見方をするのは偏見ですし、人権上も許されるものではありません。ところがこの保安処分の新設等、国民から批判が続出している刑法改悪が迫っています。ご用心を。 「ひろば」1981年7月号 No.10より
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