映画「薬に病む」をみた。これはクロロキン薬害事件の記録映画である。クロロキンは抗マラリア剤として開発されたものだが強い毒性のため棄てられた。が日本では慢性腎炎の特効薬として売りだされたために、視野の狭窄、視力の低下、失明という被害が続々と現れた。しかも慢性腎炎には何の効果もなかった。 薬害はこれまでにもサリドマイド、スモンが知られているがいつも腹のたつのが厚生省と製薬会社との癒着、そして情報の秘密。当時の製薬課長は自分もクロロキンを服用していたが失明の危険があると知らされると自分だけはすぐ中止したが何の行政措置もとらなかった。 情報公開制度と自分の体は自分で守る考えが必要だ。
「ひろば」1981年5月号 No.9より
|