12月の文教人権委員会で元号(年号)を取り上げました。私は天皇が 変るたびに昭和や平成になる一世一元の元号がいかに時代を示すものさしとして不便かを主張しました。そもそも元号は中国の専制君主時代に始められものを日本がまねたもので、その非合理性から日本を除いてはどこの国でも使われていないものです。
悠久として続く時の流れを、支配者は元号によってズタズタに変え、時には元号が空白の時代もあるなど欠陥だらけのしろもの。もとより庶民にとって無縁のものでした。それが明治になって、天皇支配を強化するために今の形となったもので、本来なら敗戦時に教育勅語と共に死滅してもおかしくない存在です。 元旦になって同じように死滅すべき戦争推進の精神的支柱であった靖国神社に小泉首相は参拝しました。古くなったから、憲法や教育基本法を変えるというのですが、彼らの頭こそ戦前の帝国憲法時代から何も変わっていないようです。なお教育基本法については最後に全文を載せています。なぜ変えようとしているのか、考える際の参考にしていただければうれしく思います。 今年は知事選、市長選、参院選と選挙が続きます。平和や民主主義を理念からゆるぎない現実にするためにもこれらの選挙に全力で取組んでいきます。 新年が皆様にとって健康で幸多い年になりますようにお祈りいたします。 2004年1月 「お元気ですか」
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