卒業しても職はなく、 リストラにさまよう中高年。 電話盗聴に歯止めなく、 やがて名前は十桁の番号に。 身体は放射能やダイオキシンで汚され こころは君が代でマインドコントロール。 平和憲法変えろと鳩山民主党も大合唱。 浮かれて出てきた核武装、徴兵制は本音の本気。 あきらめや訳知り顔の主権者に 今日も「自自公」高笑い。 血税は健保、年金、介護から 銀行やゼネコン、死の商人へと振舞われ 結託した官僚、政治屋がかすめとる。 売上税への反乱に懲りた支配者は 怒りの回路となる選挙を死滅さそうと 大政党に有利な小選挙区はそのままに、 中小政党の芽が残る比例区はなくしていく。 六百万の供託金で貧乏人を締め出し、 自らは議員一人で年四千万も税金をせしめる。 これが「政治改革」、村山社会党が飲んだ毒なのだ。 やれ規制緩和だ、自由競争だと煽りながら、 永田町は鉄の壁で新規参入、ベンチャーをはねつける。 身勝手なものたちの議席独占法と化した選挙法で 国民の臨界はいつ起こるのだろうか。 どんな世の中になろうと おかしいことはおかしいと言いつづけたいものです。 一人ひとりの小さな努力が広がれば きっと未来はすばらしい、そう思いませんか。 1999年11月 「お元気ですか」から |