茨木市議会議員 山下けいきHP

乳幼児から学童期までの保育の充実等

を求めることについて、賛成討論

1998/12/17

○36番(山下慶喜君) 私は、請願第2号の2、いたします。

 大阪府財政再建プログラムは、国際文化公園都市や安威川ダムなど、その目的と意義に、市民から疑問と反対の声が強まる中で、巨額の税金を投入し進められている府下の大型公共事業を何ら見直すことなく、市民が最も望む福祉、教育の予算を大幅に削減する内容になっています。府下の市長会や各市の市議会が府に対し、福祉、教育の切り捨てにならないよう意見を上げていることは、皆さんご承知のとおりであります。この点について、請願内容は至極当然であります。

 次に、学童保育の法制化がなされたことに伴う本市での条例化についてでありますが。現在は、要綱に基づいて運営がなされていますが、条例でないために、行政が一方的にその内容を決めることができます。次代を担う子どもたちに充実した放課後を保障するこの制度について、議会でより論議する機会をつくり、市民の意見を反映させるためにも、条例化することが望まれるのであります。また、公立幼稚園を統廃合することなく、希望者全員が希望の園に入園できるようにされたいとの願いももっともであり、子どもたちが安心して集える部屋や会館をつくってほしいとの願いにも、反対する理由は何ら見つかりません。すべての市民要望が実現できるものではないとしても、限られた予算の中で何を優先すべきか取捨選択し、不要不急のもの、むだなものを後回しにすれば、請願の内容は優先して実現すべきものと、私は考えます。

 皆様方の賛同をお願いいたしまして、賛成の討論といたします。(拍手)