茨木市議会議員 山下けいきHP

安心できる介護保険制度の確立を求める

意見書について提案説明

○36番(山下慶喜君) 議員発第12号、安心できる介護保険制度の確立を求める意見書について、提案説明を申し上げます。

 本意見書は、介護保険実施にあたって、国に市町村の介護体制の調査を求めるとともに、低所得者対策、サービス基盤の整備に必要な国庫負担を求める内容であります。

 案文を読み上げさせていただきます。

 来年4月からの介護保険制度実施に向け、市町村においては要介護認定開始の準備や住民の意見を反映させた介護保険事業計画の策定に鋭意取り組んでいるところである。

 しかしながら、介護保険制度の実施に当たっては、現時点においても多くの課題や問題点が指摘されており、国に対して全国市長会や町村会は、利用者負担の軽減措置や介護施設の整備など財政支援に関する緊急要望書を提出し、また、千二百を超える地方議会が介護保険制度に関わる意見書を提出しているところである。

 このような中、介護保険制度を適正に運営・実施していくためには、国庫負担において、保険料・利用料の軽減措置など低所得者対策の拡充、生活実態を考慮した要介護認定基準の見直し、介護サービスの供給体制の整備及びホームヘルパー・介護支援専門員等の介護サービスを担う人材の十分な確保など必要な措置を講ずることが不可欠である。

 よって政府は、介護保険制度の円滑な実施に向け、市町村ごとにどれだけの介護体制が確保できるかなどを緊急に調査するとともに、市町村や要介護者及び家族に過重な負担を生じさせることなく、国の責任において、長期的に安定した運営が可能な制度に是正するとともに、市町村の保健・福祉施策に対して、一層の財政支援措置を講じられるよう強く求めるものである。

 以上であります。ぜひ議員各位の賛同を賜り、採択いただきますことをお願いし、提案説明とさせていただきます