茨木入管収容所問題を考える会 会合のご案内
うだるような暑い日が続く毎日ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか? 本当に久方ぷりになりますが、茨木入管収容所問題を考える会の集まりを持ちたいと思って います。 96年11月に茨木入管収容所が開設されて以来まもなく8年になろうとしています。しか し、収容されている外国人に対する処遇は改善されるどころか、年々悪化の一途をたどってい ます。 特にこの間のアフガニスタン戦争、イラク戦争の中で、戦火の下での迫害を逃れて多くのイ スラム諸国出身の人々が難民としての庇護を求めて日本に来ています。しかし日本政府は、こ うした人々を難民と認めずに、茨木や牛久の入管収容所に長期にわたって収容を続けています。 さらに昨年12月には、犯罪対策閣僚会議が開催され、r犯罪に強い社会の実現のための行動 計画」が打ち出されました。そこでは、「不法滞在の外国人を5年間で半減させる」という数 値目標まで発表しており、こうした中で、「集中摘発」が繰り返され、膨大な外国人が、「資 格外活動」などの理由で入管収容所に収容されています。 難民としての庇護を求めてきた人々や「資格外活動」として国外退去を命じられた人々は、 いわゆる「犯罪」を犯した人々ではありません。収容所当局も表向きは、「国外退去まで一時 的に留め置いているに過ぎない」と言っていました。しかし実際は、最低限の人問的権利すら 認めようとせず、いつ果てるともわからない長期の収容を続けているのです。しかも運動や入 浴も制限され、外部との連絡もままならない状態を強いられています。病気になってもまとも に治療も受けさせていないことが先日のマスコミ報道でも取り上げられていました。こうした 劣悪で非人間的な処遇、そして長期収容したまま仮放免すら認めない茨木入管収容所に対して、 抗議の集団ハンストや自殺未遂が繰り返し起きています。 私たちはこのような現状に心から危惧を感じています。収容されているたくさんの人々が支 援を求めています。この人々を支え、そして声をあげることで、こうした状況を少しでもただ していけるのではないかと思っています。 私たちは、今一度心をあらたにして、小さくても少しづつ取り組みを進めていければと思っ ています。私たち一人ひとりの力は決して大きくありませんが、皆で集まって、何ができるの か一緒に考えていきたいと思っています。皆さんと一緒に考え、議論し、取り組みを作ってい きたいと思います。たくさんの方々のご参加をお待ちしています。 と き/9月11日(土)午後6時半 ところ/茨木市民会館4階第1会議室 (JR茨木駅より東へ、阪急茨木駅より西へ徒歩10分・茨木市役所前)
〒567-0849 茨木市平田台5-6-401 山下けいき方 電話 072-635-6680
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