2005衆院選 大阪
社民と新社会が近畿で選挙協力
九月十一日投開票の衆院選で、社民党近畿ブロック(隅田康男議長)と新社会党近畿ブロック(山下慶喜議長代行)は二十四日、選挙協力協定を結んだ。護憲勢力を結集するのが狙い。
協定書によると、比例代表近畿ブロックで新社会党が社民党を推薦。社民党は兵庫1区から立候補する新社会党兵庫県本部委員長で元神戸市議の原和美氏を推薦する。また衆院選後、両党は護憲・平和運動の発展に向け、協議するとしている。
一九九六年に社会党(現社民党)から新社会党が分裂して以降、両党が国政選挙で互いに推選するのは近畿で初めて。
選挙協力の理由について、隅田議長は「護憲勢力が力をつけることが、小泉政権に一定のブレーキを掛けることになる」、山下議長代行は「今回の選挙で護憲勢力が議席を減らせば大変なことになるという危機感があった」と話した。