茨木市議会議員 山下けいきHP

 

2004.1.25 大阪民主新報

 改憲の流れ、梅田勝利で阻止 
 

 新社会党府本部委員長(茨木市議)の山下慶喜さんは15日夕、天王寺駅前でおこなわれた「明るい会」の街頭演説でマイクを握り、梅田章二候補の必勝を訴えました。その要旨を紹介します。(文責 編集部)

 

      新社会党府委員長  山下慶喜さんの訴え
 
 今回私たち新社会党が梅田さんを応援する大きな理由は、憲法を改悪しようとする流れに、この大阪で歯止めをかけたいと思うからであります。
 この間の政治の流れ、本当に憲法違反のことばっかりが続いてまいりました。戦争をするための有事法制、国民を11ケタの背番号で管理する住民基本台帳法の問題、多くの国民が怒っている、あの違法な大義名分のないアメリカのイラク戦争を支持し自衛隊を派兵しようとする動き。いずれも憲法違反の動きです。この動きをくい止めていくのが梅田さんだと思いますし、大阪でその最適任者だと思っているわけです。
 梅田さんは大阪憲法会議の副幹事長としてがんばってこられました。私たちも憲法を生かす会の活動をしております。大阪には5つの憲法を大切にしようという団体がございます。この5つの団体がちょうど1ヶ月前に大阪2カ所で合同して演説会を開催しました。また、憲法9条を世界に広げていこうというチャールズ・オーバビーさんを呼んで合同演説会もやってまいりました。
 その中心にいらっしゃったのが梅田さんです。今回梅田さんは憲法都市大阪をかかげていらっしゃいますが、まさに梅田さんにふさわしいメインスローガンではないでしょうか。
 もうひとつ、私たちが梅田さんを応援する理由は、国政でもそうですが、大阪でもゼネコン奉仕の府政が続いております。4年前、大阪府の赤字は4兆円近く、今は5兆円近い財政赤字がございます。この赤字が府民の暮らしのために、福祉のためにふくれあがったのならまだ分かります。
 しかし、太田府政がやったのは自民党、公明党が中央でやっているように、大企業奉仕の政治のために赤字が1兆円近くふくれあがったのです。梅田さんは関西空港の2期工事絶対反対だとおっしゃっています。当然であります。現在1本の滑走路がありますが、これだけで16万回の離発着ができますが、使っているのは11万回ぐらい、7割しか使い切っていない。それなのにもう1本、1兆4千億円かけて新しい滑走路を造るわけですから、これこそゼネコン奉仕の太田府政でなくてどういう言い方ができるでしょうか。
 私は茨木の市会議員をやっていますが、そこでも同じことがやられております。安威川ダムの建設がそうであります。1400億円かけて造ろうとしています。ダム建設の目的は治水利水だといっていますが、いずれもためにする理由だと私は思っています。
 大阪府はダムの近くに5万人近い国際文化公園都市の建設をすすめています。これができますと、下流域の洪水をおこしやすい状況がつくられるわけです。マッチポンプという言葉がありますけれど、一方で洪水が起こりやすい環境をつくりながら、一方で治水のためのダムだというふうにいっているわけです。利水という点についても、大阪府の水は大変余っています。さらに工業用水を水道用水に替えていくという動きがでています。
 国の流れをとっても、あの長野県の動きで明らかなようにダム見直し・廃止というのはまさに国の流れ、国民世論でございます。ぜひ今回の選挙で、それを食い止めていきたいと思っているわけです。
 こういったゼネコン奉仕の行政をやりながら、府民にとってはずいぶん冷たい太田府政ではなかったでしょうか。お年よりの医療費、乳幼児医療費の問題、こういったところがバサバサと削り取られてきました。仕事をしながら夜間高校に通う人たちがたくさんいらっしゃいますが、夜間高校を2分の1に減らすということでございます。
 先日、学校の先生出身の民主党議員に、夜間高校廃止に反対してほしいといいましたら、「それはもちろん私も同じ考えだ」と。ところが、しばらくしたら、「あのときはああいうふうに言ったけれども、あなたと同じように動くことはできない。なぜなら民主党は太田府政の与党だから、太田さんのいうことには反対できない」と、こう言って断ってきたそうでございます。
 これは民主党だけではございません。自民党も公明党もただ与党でありたい、それだけが突出しておりまして、私たち府民の声は全く聞こうとしておりません。こういった流れをぜひ食い止めていきたい。
 憲法をきちっと府政に生かしていく、ゼネコン奉仕の府政はやめていく、そして府民の福祉と生活を大切にする大阪を、梅田さんとつくっていきたい。大阪はあの黒田革新府政のりっぱな実績がございます。ぜひ私たちの手で憲法知事梅田さんを誕生させようではありませんか。