茨木市議会議員 山下けいきHP

 

 2003年3月 大阪民主新報

「脱ダム」の精神を府政へ

無党派市議も応援

府会・茨木市 せんとくいづみ候補

府政の転換へ新しい息吹

     

 茨木市では、府の安威川ダム建設に反対し、「脱ダムの精神(こころ)を府議会へ」と全力をあげている、せんとくいづみ府会候補を、無所属市民派の桂睦子市議や、新社会党の山下慶喜市議が応援し、共同の街頭宣伝に取り組んでいます。

 

 風を起こそう

 

 1日夕には、阪急茨木市駅前でリレートーク演説がおこなわれました。桂、山下両議員のほか、日本共産党市議や党員、後援会員らが参加し、せんとく候補の政策を紹介.したビラを配りながら、安威川ダム事業への賛否を問う市民投票を呼びかけました。

 「ここにいるのが、ナマのせんとくさん。ぜひ、ぜひ話を聞てください。ビラを受け取つてください」という桂議員の司会で、せんとく候補らが次つぎにアピール。
 山下議員は、自然を破壊する安威川ダム建設を批判しながら、「今、茨木選出の府議で安威川ダムに反対している議員は一人もいない。『ダムはいらない』という市民の声を生かすためにも、せんとくさんを応援したい」と訴えました。

 せんとく候補は、田中康夫知事が「脱ダム」宣言した長野県を訪ねた経験も語りながら、「茨木からも新しい風を起こしたい」と決意。立場の違いを認め合いながら、「脱ダム」の精神を府政に無党派市議も応援府会・茨木市「脱ダム」で共同を広げたいと語りました。

 大学4年生の花井寿邦さん(22)は、1月にインドで開かれ.た「アジア社会フォーラム」にも出席、2月から桂市議の事務所スタッフに。「大型公共事業が多すぎて、福祉が削減されてきた。今こそ脱ダムの時代です。せんとくさんには府議会で、人間の生きる質を高める政策をやってほしい」と期待を語ります。

 

 自分の言葉で

 

 ことし1月、国土交通省近畿地方整備局の「淀川水系流域委員会」は、着手しているものも含めてダムは「原則として建設しない」とする提言を発表。安威川ダム事業の理由の一つは、治水対策ですが、1885年以来最大の北摂豪雨(1967年)級の雨量でも、「(ダムなしで)現在対応できる」というのが府議会での府の公式答弁。この面でも事業の根拠は崩れています。

 にもかかわらず府は来年度予算案で安威川ダムなどの事業費106億円せんとぐいづみ候補を計上し、太田知事は「早期完成に向けて事業を推進する」と表明。この太田府政を府議会で支えているのが、日本共産党以外の「オール与党」です。
 府議定数3の茨木市では、自民党現職が健康上の理由で引退し、近く候補者を発表。公明党は現職を公認、民主党は現職と新人の女性候補を公認する予定です。

 桂議員は、「府議会でむだな安威川ダムや北部丘陵開発に反対しているのは共産党だけ。せんとくさんをなんとしても府議会に送りたい。『なんだ共産党か』と言わず、自分の言葉で政治を語るせんとくさんの訴えを聞いてほしい。きっとみなると思います」ときっぱり語ります。