茨木市議会議員 山下けいきHP

 

   1993.11.19 読売

 

  住民の会反対続ける 茨木

  住民投票請求否決で見解

 茨木市議会が18日、市民グループ「『住民投票条例』をつくる市民の会」(熊谷隆昭代表)からの住民投票条例制定の直接請求を否決したことで、同市はこの日午後、「国際文化公園都市」の土地区画整理事業計画を認める回答を住宅・都市整備公団に送った。市民グループの代表らは「息の長い運動を続ける」と話している。
 熊谷代表は、記者会見で「こういう結果になって残念だ。欧米型の住民自治を問う、と少し気負いもありました。新しい時代の流れになるかと期待したのですが」「こうした住民運動を各地で高めれば大きな動きになっていくのでは。これからも節目節目に市民に問題を投げかけ、根強い運動と市政監視を続けていきたい」と語った。
 住民投票の可否は、この日午後1時からの本会議にかけられ、西浦為之議員(自民)が反対、辻村惺(さとる)議員(共産)が賛成の討論をし、記名投票した。
 開票の結果、共産党議員団の7人と山下慶喜議員(市政クラブ)の計8人が賛成、23人が反対した。 
 山本末男市長は、本会議後「市の意見書どおりの判断を議会にいただいた。市民の批判は受け止め、理解と協力のもと積極的に事業推進に取組んでいきたい」と話した。
 今後、住都公団が建設大臣に事業認可を申請し、6年2月の府都市計画審議会にかけられる。