茨木市議会議員 山下けいきHP

 

 PTA資料情報公開  1993.12.4 読売

PTA会費の使途公開を

市教委に異議申し立て

茨木市議山下さん

 PTA会費の使い道を知りたいと、茨木市新堂3、市議山下慶喜さん(40)(市政クラブ)が3日、市立の幼稚園、小、中学校のPTA会計の決算書などの公開を求めて市情報公開条例に基づき、市教委の非公開決定に対する異議申し立てをした。今後、市情報公開審査会での審議を通じ、PTAと学校との関係が問い直されることになりそうだ。

 申立書では「PTAの予算や活動は学校運営に深くかかわり、関係資料は公文書としての性格をもつ」としている。

 市立中学校の一部で、本来市が負担すべき学校要覧の製作費などがPTA会費から支出されていたことを示す独自入手の資料も添付し「OTA会費の使途は学校運営と深くかかわっている」と指摘。「決算書などを学校に保管しているのは明らかであり、『保有していない』との市教委の理由は成り立たない」と市教委の決定の不当性を訴えている。 
 山下さんは「PTA負担におんぶする学校の実態を明らかにし、PTAの本来のあり方を取り戻したい。学校を聖域にしてはいけないと思う」と語していた。
 条例により、市教委は15日以内に審査会(会長、池田敏雄・関西大教授)に諮り、審査会は60日以内に答申することになる。