茨木市議会議員 山下けいきHP

 

 PTA資料情報公開  読売

1993.12.3

PTA決算公開求める

PTA資料情報公開

茨木市議「会費使い道知りたい」

 PTA会費の使い道を知りたいと、大阪府茨木市新堂3、市議山下慶喜さん(40)が、市立の幼稚園、小、中学校のPTAの決算書などの公開を求め、3日、市情報公開条例に基づき、市教委の非公開決定に対する異議申し立てを行う。しかし市教委は「PTAの文書は公文書ではない」と全面拒否の構え。今後、市情報公開審査会で審議される。
 請求しているのは、全60校園のPTAの決算書を含めた総会資料と規約。
 山下さんは9月の市議会で、本来全額市が負担すべき学校要覧の制作費や保健器具の購入費などが、市立中学校の一部で、PTA会費からも支出されていたことを指摘。市教委は来年度以降の改善を検討すると答弁したが、山下さんは他校の状況を知るため、先月18日、公開請求した。しかし市教委は同29日、非公開を決定した。
 非公開の理由について、森本景文・同市教委社会教育部長は「PTAは独立した任意団体で、その文書は公文書でなく情報公開条例の対象外。また公開すれば団体の自主性を損なう」と話している。
 しかし山下さんは文書は学校に保管されているはずで、市教委の保管する公文書といえる▽PTAと学校運営とのかかわりは深く、実質的に任意団体といえないーなどと主張。「公費で支出すべきものをPTAの会費に頼っている学校が多いのではないか。公開でそうした問題点を明らかにしたい」と話している。