茨木市議会議員 山下けいきHP

 

PTA資料情報公開 1994.3.27
                  

 PTA資料非公開は妥当

 茨木市審査会答申

 茨木市教育委員会が市内の幼稚園、小、中学校のPTAの規約と総会資料を非公開と決定したことに対する異議申し立てについて、茨木市情報公開審査会(会長・池田敏雄関大法学部長、5人)は、「学校がPTAの文書を保管、管理していない」などとして、市教委の決定を妥当と答申した。市教委はこれを受け27日、異議申し立てを棄却した。
 答申は、@PTAの関係文書は学校教育法施行規則で学校に備え付けを義務づけられていないAPTAは公の支配に属しない社会教育団体で、規約にも関係文書を学校に提出することになっていないB教職員がPTA文書作成に関与したとしても、職責に基づく職務上の行為ではないーなどとしている。
 これに対し、申し立てをした山下慶喜市議は「PTAは入学式や運動会など学校運営に深くかかわっている。学校長や教頭が役員を兼ね、PTA活動については教育委員会も校長を指導しており、職務の一つとなっている。活動把握のため、PTA文書は当然保管すべき公文書で、非公開決定は情報公開条例を狭義に解釈し、市民の知る権利を軽んじるものだ」としている。