PTA活動 1993.3.26 読売
「愛する会はPTAと別組織」
郡小の簡保利用備品購入問題
茨木市教委が見解
茨木市立郡小学校のPTA役員らが郵便局の簡易保険団体支払い制度による割引金で学校備品を買うなどしていた問題が25日市議会文教人権委員会で取り上げられ、村山和一市教委育長は「実態調査をし、問題があれば改善を指導したい」と答えた。
山下慶喜議員(市政クラブ)が「PTA役員の仕事として集金しているとすれば問題だ」と質間、市教委側は「『郡小を愛会』はPTAとは別組織と認識している」と答弁し、学校やPTAとは無関係との考え方を示した。
しかし、同議員が「会の基金をためた貯金通帳は学校に保管し、会則には役員がPTA役員を兼務するとなっているようだ。学校やPTAと無関係とはいえないのではないか。購入物品を学校で保管するのは備品との区別があいまいになり問題だ」と指摘。
市教委側は「会則などは把握していない。祭りなどの行事で地域が買った物品を学校運営に支障ない範囲で保管することはあると思うが、実態を学校から聞きたい」と話した。