1996
5月 月刊誌「記録」
市民派登場
議員活動の紹介
「全ては一人から始まる」の信念で
現在5期目、来年1月は6期目に挑戦します。最近まで社会党に入っていましたが、小選挙区賛成、安保・自衛隊の肯定に始まる基本路線の変節と保守化に見切りをつけ、新社会党の組織作りに動いています。
茨木でもオール与党化が進み、質間者は少なくなる一方、中には30年も一般質問をしない議員もいます。自民、公明などは発言時間の制限を再三持ち出して質疑の形骸化を狙っており、行政をチェックする議会の役割そのものが問われています。
学校でのインフルエンザ集団予防接種、細かい校則、X線撮影、プール洗浄槽、納税貯蓄組合への違法補助金の見直しを質疑を通じて実現させてきました。茨木の市民派は私1人ですが、定例会ごとの質問と130号を数える活勤報告紙「お元気ですか」によって、行政や地域にも緊張感を与えてきたと自負しています。
茨木市では学校の入学式や卒業式、または地域行事でも日の丸、君が代、元号が当然のように強制されています。議会では皇太子の結婚に際しての身元調査、天皇陵の名称の誤りを取り上げ、元号のみだった卒業証書に西暦を併記させました。式典でも君が代は着席して歌わないようにしています。いじめでも異なるものを排除する社会のあり方が問われていますが1人ひとりの思想や信条はもっと大切にされるべきではないでしょうか。
また公費でまかなわれるべき経費にPTA会費が流用された件で、関係資料の情報公開が拒否されたために、現在市教委を相手に裁判しています。
民主主義は組織や多数に従うことよりも、自分の信条を明らかにして1人でも具体的に動き始めることから始まると考えています。