茨木市議会議員 山下けいきHP]

 

                議員活動の紹介 1998.5.19 「新社会」
               

自治体議員コーナー まちの政治


        安威川ダムに反対する

 

大阪府茨木市議会議員 山下慶喜さん
 

 本市では治水や利水を目的に1300億円をかけて安威川ダムの建設が進められています。
 市民運動に関わり、この問題を初めて取り上げたのが82年の3月議会。この時指摘した問題点は今も変わりません。
 ダム湖を活断層が走り、上流の砕石場からの堆砂でダム機能は早晩失われるものと見られ、利水も水が余り気味の現状では説得力に欠けます。
 治水を掲げる府が隣接する丘陵に5万人の住宅開発(国際文化公園都市)を推進することは矛盾でしかありません。上流にはオオサンショウウオやアジメドジョウなどの貴重な生態系があり、河川敷はジョギングや釣りでにぎわいを見せています。ダムが安威川の自然を一変させることもあって反対運動が今日まで続いています。
 この4月末に細川内ダムっをストップさせ本紙にも連載中の藤田恵木頭村長を呼んでシンポジウムを開催、知事や市長に見直しを求める署名運動も
スタート、事業主の大阪府が巨額の赤字を抱えている今こそ見直しをと運動は盛り上っています。
 もう一つ活動の報告。憲法記念日のイベントとして、この2に「南京1937」を上映。取り組んだのは強制連行された朝鮮人が掘った海軍地下トンネルの保存を訴えている「ピースあい」や西日本入管センターを考える会の人たち。
 参加者のアンケートには南京大虐殺を否定し、謝罪もしないままに新ガ
イドライン、戦争準備を進める勢力への怒りが綴られていました。
 さて議会では発言時間の制限が保守会派からしつこく出されています。議員の行政をチェックする機能を低下させるだけに座視できません背景にある議員の本音や議会の実態を『お元気ですか』や街頭で宣伝しながら、開かれた議会を目指したいと思っています。